前田研究室では、光化学、触媒化学、材料化学、電気化学を基盤として、水を分解して水素と酸素を製造する半導体光触媒、二酸化炭素固定化のための金属錯体/半導体ハイブリッド型光触媒、及びそれらに関連する化学を研究しています。これにより太陽光の化学エネルギーへの高効率変換を目指します。グループのモットーは、好奇心の赴くまま、楽しく研究することです。
研究室配属希望の学生の皆さんへ
当研究室は、さまざまなバックグラウンドをもつ学生さんの参画を歓迎します。
学内(東工大)、学外の学生さんの研究室訪問・見学・進学相談(修士・博士)を随時受け付けています。
見学・面談等を希望される方は、Eメールで前田(maedak@)にご連絡ください。
(@以下はchem.titech.ac.jp)
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2023/5/26
昨年度まで在籍した鎌倉特任助教の論文がAngew. Chem., Int. Ed.誌に掲載。関西学院大学の田中大輔先生との共同研究により、二酸化炭素の光還元に高活性なSn系のMOFを見つけました。貴金属、希少金属なしで、かつ非毒性元素を使えたのはなかなか画期的です。論文はオープンアクセスにて公開中です。
2023/4/12
卒業生城間くんの論文がJ. Mater. Chem. A誌に掲載(+ Hot Paperに選出)。層状ペロブスカイト型酸窒化物に対して有機分子をインターカレートさせ、これを起点としてPt助触媒を高分散担持することに成功。結果として、高い水素生成光触媒機能を実現しました。NIMS・木本先生との共同研究成果です。
2023/4/5
研究室メンバー情報を更新。
2023/3/30
卒業生金澤くんの論文がJ. Phys. Chem. C誌に掲載。酸水素化物BaTiO3–xHxにおけるヒドリドイオンが局所構造に与える影響をXAFS、Raman等を駆使して明らかにしました。
2023/3/14
卒業生岡崎さん(2021年度博士卒)が、令和4年度手島精一記念博士論文賞を受賞。
2023/2/9
西岡特任助教の論文がAppl. Catal. A誌に掲載。過渡吸収/発光測定により、色素増感型水素生成光触媒におけるPt助触媒の効果を電子移動の観点から明らかにしました。
2022/12/16
昨年度より留学生として在籍したChomponoot Suppasoさんが、博士研究員として前田研に加わりました。
2022/11/15
昨年度在籍した博士研究員Unseock Kangさんの論文がSmall Structures誌に掲載。窒素ドープチタニアナノチューブ電極にリン酸コバルトを修飾し、高安定な可視光水分解を達成しました。その他、国内外の先生方との共著論文も続々と掲載受理。
2022/10/28
前田が英国王立化学会のFellow(Fellow of the Royal Society of Chemistry: FRSC)に選ばれました。
2022/8/23
鎌倉特任助教の論文がACS Catal.誌に掲載。分子や貴金属の助触媒なしで高効率駆動する二酸化炭素還元光触媒を見つけました。関西学院大学の田中大輔先生との共同研究成果です。雑誌のSupplementary Coverにも選ばれました。
2022/8/17
卒業生北条くん、西岡特任助教の論文がSci. Adv.誌に掲載。表面修飾した色素増感光触媒を用いて高効率な太陽光水分解を実証しました。ペンシルベニア大学のTom Mallouk先生との共同研究成果です。論文はオープンアクセスで公開中です。雑誌ウェブサイトのFeature Imageにも選ばれました。
2022/7/22
タイ王国Khon Kaen Universityからの留学生Chomponoot Suppasoさんの論文がACS Sustainable Chem. Eng.誌に掲載。Zn-Al層状複水酸化物と尿素を原料として得た窒素ドープ型ZnOが、可視光照射下、水素生成、酸素生成にそれぞれ活性となることを見出しました。
2022/6/16
前田が領域代表を務める文科省科研費・学術変革領域研究A「超セラミックス」が始動。無機材料と”分子”を使って新たな学術の地平を拓く研究がはじまります。
2022/5/28
M2相原くんの論文がChem. Eur. J.誌に掲載受理。可視光応答性Pb2Ti2O5.4F1.2光触媒に対する助触媒担持効果を詳しく調べ、水素生成活性の向上に成功しました。岡山大・山方先生、京大・内本先生との共同研究成果です。論文はオープンアクセスで公開中です。
2022/5/17
D2安大賢くんの論文がAngew. Chem. Int. Ed.誌に掲載。アルファ型の酸水酸化鉄(土壌鉱物)がCO2を高選択的にギ酸へと変換する触媒となることを発見しました。高エネ研・野澤先生、本学・横井先生との共同研究成果です。論文はオープンアクセスで公開中です。雑誌のフロントカバーにも選ばれました。
2022/4/10
D2水落くんの論文がSustainable Energy Fuels誌に掲載受理。層状ペロブスカイト酸フッ化物Pb3Fe2O5F2が通常型ペロブスカイトPbFeO2Fよりも良好な水の酸化電極触媒として働くことを明らかとしました。岡先生(近畿大)、稲熊先生(学習院大)との共同研究成果です。
2022/4/8
卒業生三好くんの論文がACS Appl. Mater. Interfaces誌に掲載受理。過去に三好くんが計算で見出した 「フッ素種によるアンモニア窒化反応の促進」に関する知見を実験(合成)に活用し、GaN-ZnO固溶体光触媒の低温合成に成功しました。
The 243rd ECS Meeting (招待講演) | |
日時 | 2023/5/29, 14:30-15:00 (EDT) |
題目 | Z-scheme water splitting using dye-sensitized metal oxide nanosheets |
会場 | Boston, USA |
Shimadzu GX Webinar 2023 (特別講演) | |
日時 | 2023/6/8, 14:10-14:50 |
題目 | 無機材料と分子で創る人工光合成系 |
会場 | オンライン |
The 11th International Conference on Materials for Advanced Technologies (招待講演) | |
日時 | 2023/6/27, 14:30-15:00 |
題目 | Artificial Photosynthetic Systems Constructed from Molecules and Semiconductors |
会場 | SUNTEC Singapore |
日本セラミックス協会秋季シンポジウム (招待講演) | |
日時 | 2023/9/7午前, 詳細未定 |
題目 | 分子を活用した無機光触媒系の構築 |
会場 | 京都工芸繊維大学 |
日本化学フェスタ (招待講演) | |
日時 | 2023/10/19, 詳細未定 |
題目 | ナノ材料と分子で組み上げる人工光合成型水素生成システム |
会場 | タワーホール船堀 |