岡田・火原研究室│東京工業大学大学院理工学研究科化学専攻

研究内容

超音波分離−1





超音波定在波の節に粒子を集めることができます。
この原理は細胞などのマニピュレーションや溶液中の粒子状不純物の除去などに利用できます。
しかし、すべての粒子が節に集まりますので粒子を分離することはできません。













超音波定在波を鉛直方向に形成すると、重力(沈降力)と超音波放射力が均衡する位置に粒子が集まります。この位置は粒子の大きさには依らず、粒子の音響物性(密度と圧縮率)のみで決まります。










これを利用すると粒子の音響物性の違いにより
粒子を分離することができます。