研究設備
研究室の設備を紹介します。
測定装置
単結晶X線回折装置
単結晶の構造解析を行う、研究室で最も大事なマシン。
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Rigaku VM-SPIDER
集光ミラーVariMaxCuを搭載したRAPID2。
CuKa線を集光しているので超強力な(輝度の高い)X線が出る。
2008年導入。微小結晶でも測定可能。
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Rigaku R-AXIS RAPID
イメージングプレート型の二次元回折計。
2004年に退官された大橋先生とリガクと共同で開発。
SPIDERとともに主力装置の一つ。窒素吹きつけ型の低温装置を装備。
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分光装置
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BIORAD FTS-3000
赤外分光装置。極低温まで下げることのできる低温装置付き。
光反応を追うときによく使う。
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JASCO V-560
可視・紫外分光装置。
固体の拡散反射スペクトルと、溶液の吸収スペクトルが測定できる。
光照射の条件を最適化する上で欠かせない。
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分析装置
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Rigaku ThermoPlus Evo
熱分析装置。熱重量分析(TG)、示差熱分析(DTA)、示差走査熱量測定法(DSC)が行える。
結晶の相転移や溶媒の脱着などを調べるのに大活躍。
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OceanOptics S2000
光の波長分布を調べるお手軽USB装置。
物質に光を当てて反応させるときに、
どの波長帯の光を当てているかが重要。
特に、論文を投稿する際などは。
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合成設備
有機合成の研究室には及びませんが、
使う試薬は自分で合成することがほとんどなので、
それなりの設備はそろっています。
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実験テーブル
こんな感じの実験テーブルが部屋の中央に二台。
奥のテーブルが少し見えるが…
年末と年度初めの大掃除で頑張って片付けます。
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ドラフト
実験室内に有毒ガスが拡散しないように吸気する実験用装置。
年代が違うものが2台。
主に試薬はこの中で扱う。
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解析環境
ワークステーション
結晶構造解析用のワークステーション。
RedHat Linux のワークステーション
最近はPC上で解析を行うことが多いので、ワークステーション依存度は減ってきた。
ただし、Linuxでないと動かないソフトも多々あり、まだまだ必要な存在。
パソコン
1人1台のPCと、デュアル・ディスプレイを使用可能。
解析(他)用の共有端末が3台。
共通のX線回折装置
化学科共通のX線回折装置
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Rigaku XtaLAB mini
卓上型の単結晶X線回折装置。
0.3mm角の結晶であれば,2〜3時間で測定することができる。
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Rigaku SmartLab
光学系の自動調整機能、CBO(Cross Beam Optics)に対応したインテリジェントな粉末X線回折装置。結晶相の同定や結晶化度の評価だけでなく、粉末未知結晶構造解析にも利用可能な高分解能データを測定できる。
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Bruker D8 ADVANCE
NMRでおなじみBruker社の粉末回折装置。
計算し尽くされた見惚れるような光学系周りのデザインが特徴。結晶相定性評価に活躍。
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ワイセンベルクカメラ
学生実験で使用していた回折装置。
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学内共用のX線回折装置
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Rigaku XtaLAB Synergy-DW
Mo/Cu2波長線源を搭載した高輝度X線発生源と高速HPC検出器を組み合わせた最先端の単結晶X線回折装置。超高速回折計と高機能統合解析ソフトウェアCrysAlisProのシナジー効果により、モノによっては10分以内に測定が終わることも。
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