学生の声

菊地 優冴 (修士課程 2019-2020年度, 出身校:早稲田大学)

Kikuchi
大学時代に私は、早稲田大学にて有機無機ペロブスカイト太陽電池の研究を行っていました。もともとエネルギー分野興味関心があった私はこの太陽電池の研究をする中で結晶構造に興味を抱き、エネルギー分野の燃料電池の研究および結晶学の研究をしたいと考え八島研を志望しました。八島研での研究は、
1) 結合原子化法を用いて合成候補の探索
2) 実際に合成や組成変化をして電気的特性の測定
3) 結晶構造解析で電気的特性の理由の解明
等を行いました。様々な研究ができる反面、新しい分野に飛び込んだことで一人では乗り越えるのが難しい壁がありました。しかし、先生方のご指導や同期の学生や諸先輩方と研究生活を送ることで、学会で最優秀賞をいただけるなど、確かな成長を実感し、乗り越えることができました。この八島研での経験や技術は確かに自分の実力として息づいていると思います。

上田 孝志朗(修士課程 2012-2013年度, 出身校:横浜市立大学)

Koshiro
私は横浜市立大学で無機化学、有機化学、物理化学など様々な分野の基礎を学び、環境問題・エネルギー問題の解決に繋がる研究に興味を抱き、物質科学専攻の八島研究室に進学しました。現在、結合原子価法(BVM)による新規酸化物イオン伝導体の探索と構造物性について研究を進めています。 物質科学専攻は幅広い分野から成り、様々なバックグランドを持った教員、学生が集まっています。そのため、日々の授業や研究室で多角的な視点で学び、私自身の能力向上に繋がる良い刺激を受けました。 また国内外の施設における最先端の実験も魅力的でした。特に印象的だったのは、オーストラリアでの中性子回折実験です。現地の研究者と共に実験を行い、本場のオージー・ビーフを存分に堪能できたのは忘れられない貴重な体験となりました。 物質科学専攻に進学したことで勉学はもちろんのこと、多くの貴重な体験を通し、自らの成長を実感することができました。

江崎 勇一(修士課程 2012-2013年度, 出身校:横浜国立大学)

私は横浜国立大学で電気化学を基盤とした燃料電池の研究を行っていました。大学院では、異なる観点から燃料電池の研究を行いたいと考え、 高温における結晶構造解析に定評のある八島研究室に興味を持ち、進学しました。私の研究は、新規のイオン伝導性セラミックスの探索、 構造解析及び物性評価でした。自分の手で、試料合成、結晶構造解析及び物性評価まで行うことの出来ることが八島研究室の魅力の一つだと感じています。 世界初の探索を行うということで様々な困難もありましたが、研究室メンバーに支えられ、 大きな成果を挙げることができました。多くの方とのつながりを実感し、感謝の気持ちでいっぱいの大学院でした。